三脚三昧

三脚の伝道師森泰生先生による三脚使い方講座です。実践で使える三脚使い方テクニックを紹介いたします。今まで、店頭でしか読めなかった記事を、三脚三昧.comでご覧頂けるようになりました。店頭では、最新号フリーペーパーを無料で配布しております。是非、店頭にもお越しください!

ファインダー越しに相手をみながら撮る

ファインダー越しに相手をみながら撮る

 樹液をだしているのは、檪の大木。あたりに饐えた匂いを漂わせている。ヒカゲチョウが飛び去った。王者の到来である。クワガタやカブトムシなど甲虫はみえない。おおきな羽音をさせながらやってきて、ポタッと張り付くように蜜源にとまる。とまる、といっても、静止はしてくれないから、105ミリレンズ絞りf5.6の。一発で必中とはゆかない。動きもあるし、ポーズもある。  自由雲台のボールを緩めて、左手はカメラを押さ […]
いるうちに撮る

いるうちに撮る

 三脚の写真の、レンズの先をみると、蛾がとまっているだろう。大きく写したい。だからスズメガの近くに三脚を据えたい。でも、相手に気づかれないように、静かな落ち着いた動作で。    レンズは105のマイクロ。左手でレンズをもつ。カメラネジを少しゆるめる。レンズをスズメガに向けたまま、パンボーをゆるめて、もちあげるように上に振る。ガの画像が少し大きくなる。ピントを合わせる。カメラとスズメガとの […]
ギイチョッチョ(イチモンジセセリ)

ギイチョッチョ(イチモンジセセリ)

 初韮はうまい。春、伸びはじめた葉を初めて刈る韮だ。雑草もまだ幼いから、切出しナイフで根元から切り取る。切り取った断面には、根が吸いあげている水が露のように湧きあがる。韮は独特のにおいがするから、嫌いなひとも少なくあるまいが、私は好きだ。強い野菜で、10日もするとまた刈り取れるほど葉は伸びる。初韮のうまさは、やわらかさと甘さだ。サッと湯がいて鰹節をかけてもいいし、お汁の実、とき玉子を落としてもうま […]
オニグモ(その1)

オニグモ(その1)

 梅雨明け近くになって、庭にクモが巣を張るようになった。それは背丈より高いところだから、歩く邪魔にはならない。でも気になる。なにやつだろうか。  本によると、「オニグモ」らしい。巣の真中にくるのは夜で、昼間はかくれているようだ。ある日、暗くなってから懐中電燈で照らしてみると、立派な網が張ってある。そこに茶色の大きなやつがいる。動かない。獲物もかかっていない。三脚をいっぱいに伸ばして狙っても、オニグ […]
『ブンブン』

『ブンブン』

 ブンブンが花にすがりついている。ゆうべ咲いたネムの花が、朝のうちはまだ萎れない。花を食べている。  昆虫をおもいどりに撮るのは難しい。相手は動く。逃げる。ブンブンのような甲殻類は、とまっているとしても、ちょっとしたショックで落下し、身を隠す。また、生きている姿がどうか、昆虫を知っているひとにはすぐわかる。 人為はバレる。このブンブンはリロカナブンやアオカナブンほど鮮やかではない。しかし、なかなか […]
『キアゲハの幼虫』

『キアゲハの幼虫』

こういうムシをみると、イヤー!と声をあげるむきがある。当人にしてみれば、気持ちわるいのだから仕方ない。けれども、そんなに嫌わなくてもいいだろう。 なにもわるさはしない。もうしばらくすると成虫、つまり蝶、キアゲハになる。  小学生の頃、カイコを飼ったことがあるだろう。ぬれた葉はダメだからと、桑の葉の水気を拭いて乾かして与えただろう。カイコは寝ただろう?マユをつくるまえは、身体全体が透明感を増したはず […]
『コクワガタ』

『コクワガタ』

おやつをすますと、家内を散歩につれてゆく。天気が許すかぎり同じ時間に同じところを歩く。今日は「コクワガタ」を拾った。自転車専用道路のアスファルト上を歩いていた。「そんなところノソノソしてると轢かれちゃうヨ」と手にとる。怪我はしていない。きれいな個体だ。「うちに連れてってやる。モデルになれや。」といってみても、相手は手の中に納まってはいない。フィルムの空ケースをもってくるンだったナと思っても後の祭。 […]
『わかったぞ!花を食う虫はブンブンか』

『わかったぞ!花を食う虫はブンブンか』

鉢植えのムネが咲き始めたので、玄関に置いた。花は、夕方に完全開花し、翌日昼頃にはしおれる。葉は夜間閉じて睡眠するから、ネムノキという。花は美しく、香もいい。しかし、朝花をみると、花弁ががくの上で喰いちぎられていることがある。ナニヤツの仕業か、気にとめてみた。青虫・毛虫ではないらしい。 朝、ゴミ出しに行き、帰りにポストから新聞をとってくる。毎日、そのときにネムのハチをみることにして間もなく、コヤツメ […]
『バイクの上にも三脚』

『バイクの上にも三脚』

ガクアジサイが咲いた。車庫の奥、モクセイの脇の隙間、あまり日当たりの良くないところだ。株の大きさの割に今年はたくさんの花をつけた。やっと両性花(細くみえる花)を開かせたばかりがわたしの見頃。 風のない好天、花つきのよさを記録しようと三脚を立てる。(イ) 狭い場所とて、脚は据えにくい。据えたい一心で、枝や葉に、不用意に触れたくない。ありのままを捕らえたいのだ。 花数が多いからといって、ひとつの画面に […]
『三脚は構図の確定維持に、また正確なピント合わせと最良のシャッターチャンス待ちに!』

『三脚は構図の確定維持に、また正確なピント合わせと最良のシャッターチャンス待ちに!』

「いぼたのき」の花を撮ろうと、三脚を構えた。五月小満の頃白い花を咲かせる。ちょっといいにおいがする。樹皮にイボタロウムシが寄生することによりイボタノキといい、そのムシが分泌したろうは、家具のつやだしなどに使われる(牧野・新日本植物図鑑)。 はじめは花を撮ろうと思って105ミリレンズを向けた。しかし、ファインダーをとおしてみると、クモに気づいた。花にくる虫を狙(待)っているみたい。トラジマ模様の甲虫 […]