この秋、柿を干すには、天気が悪かった。カビがはえたのである。渋い柿は、皮をむくと、スベスベしている。これが渋で、空気が乾いていれば、それがかたまって、薄い皮となる。皮をむいて干して、一週間ばかり晴天が続いてくれると、渋からできた皮はしっかりしてくる。そうして柿全体の水分がだんだんぬける。そっと指で押すと、皮にしわができる。こうなればカビは、はえにくい。  干柿は、乾燥が進むに応じてもんでやる。渋 […]