三脚を使っている現場を撮るのはむずかしい。カメラが二台いる。実際に撮っているカメラと、それを撮るカメラと。そして三脚も。撮っている機材と、できたら被写体もいれて情景を撮る三脚もいる。

 現実には、なにかを撮るカメラ、この場合の「なにか」はキノコだが、それを撮るにふさわしい場所にすえる。キノコをうまく画面におさめることに専念する。普通、撮影はこれでいい。しかし、撮っているところを撮ろうとすると、画面に余計なものが入ったり、寄れずに、部分だけで全体が入らなかったりで、きわめて具合がよろしくない。今回のキノコ撮影姿三方向からは、キノコと三脚とカメラとの関係をわかりやすくとらえることができた。(エレベーターパイプ下半分をはずし、開脚角度中位。)

 小さな三脚でも、脚をのばさないから使える。脚を全部のばすのか伸ばさないで使うのか。三脚の評価はおおいに異なる。いつでもどこでもしっかりものの三脚がいるとは限らない。写すもの、使う機材に応じて考えればいいのだ。自分で見当がつけられるようになるには、いま手持ちの脚をトコトン使うことだろう。なにが便利で、なにが役不足か、使えばこそわかろうというもの、習うよりなれろである。

 味噌汁にしたらうまそうにみえたキノコだけれども素人判断はやめよう。君子、危うきに近寄らず、クワバラ、クワバラ。

ポイント


なにが便利で、なにが役不足か、使えばこそわかろうというもの、習うよりなれろである。


 

 

 

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