両方とも、もくれん科、樹高15mを超えるものもある高木。5、6月花が咲いても近くで見ることが難しい。いきおい望遠レンズに頼ることになる。カメラ位置もできるだけ高くしたい。花に近寄りたい。背丈の高い三脚といっても、一般的には1m7、80cmが精々だし、それもエレベーターを目一杯あげての事だから、それ相応にしっかりしたものが欲しい。脚の据え場所や据え方、エレベーターの様子にも目をやって頂くと、状況がわかるだろう。三脚の丈が高くても、ファインダーをのぞけないから、目高でみて、花が写真になる場所探しはちょっと大変だが、それも楽しみのうちと考えよう。

 ゆりのきは。花のようすがゆりに似ているから、また一名はんてんぼくというのは、葉の形を半纏のそれとみたからの由。本郷東大病院中庭、街路樹なら半蔵門から桜田門にかけてのお堀端。そして記憶が正しければ、それらの原木が新宿御苑にある。明治初期、北米からやってきた。半纏に似ているとみた葉の形がわかるよう花を横位置でアップした。

 泰山木、これも大きくなる。植えておける広い庭は、今の都市近郊住環境が許さない。桐に似ている。たいさんぼくも合衆国から明治期に入ったようだ。アメリカ合衆国の花だとおもう。アップの駒といっても、これが精一杯だったか花芯に緑色白星のブンブンが吸蜜している。花の大きさを想像されたい。ゆりのきの花の香りは印象にないが泰山木は少し香る。どんな香ときかれても言葉でいえない。探して、自分でかいでほしい花の姿形をきちんと撮るならおそらくクレーンに乗って俯瞰したいが、無いものねだりというものだ。そう、泰山木の葉。くべるとパチパチ、バチバチ、ビリビリ音が出る。油気があるから、乾くとよく燃えた。亡くなった兄に、「機関銃音」といってたきつけられながらお手伝いさせられたのがなつかしい。

ポイント


背丈の高い三脚といっても、一般的には1m7、80cmが精々だし、それもエレベーターを目一杯あげての事だから、それ相応にしっかりしたものが欲しい。


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